なぜ私は腐女子になれないのか。

はじめに

私は女オタクである。しかし、BLが好きではない。

なぜ、自分はBLを愛好できないのか。中学生の時からずーっと考えてきた。

時代は平成から令和へ。BL文化はアニメや映画、ドラマでもネタにされるほど、どんどん拡大している。それでも私は楽しむことはできない。それは何故なのか。

その自分で考えた結果をここに記す。

※当記事は、BL文化ならび愛好されてる方を否定する意図はありません。個人の嘆きであります。

人の好みは遺伝子レベルで決まっているのだ

まず結論として。

私という人間に搭載された感性には、BLを楽しむ機能が備わっていない。

何も考えずに、男同士が恋愛っぽいようなことをしてる場面を眺めていたとする。

すると、なんとも思わないか、むしろ悲しくなってくる。

細かいことはいい、とりあえず私にとってはBLジャンルはマイナス行為なのだ。ちーん。

理由を並べ立ててみる

なんで楽しくないのか?を分析してみた。

①男同士の友情というものに憧れとかない

男同士の世界ってステキ、憧れるという声を聞きますね。私は特段執着はありません。仕事で男性が多い職場にいるせいかもしれません。

②どうせ失恋するなら、異性よりも同性のほうがしっくりくる。という感覚がない。

「素的な男性が女性にとられるより、イケメンに取られた方が心理的に納得できる」という声がありますよね。私は納得できないんですよね。女性に取られた方が私的にはまだマシである。

男性に取られた場合、最初から叶わない恋だったってことじゃないですか。折角好きだったのに、絶対的に眼中になかったのだという事実を突きつけられる。運命的に負けていたということは悲しい。何より男性に負けたくない、という傲慢な思いがある。いかに私がぶさいくでも、相手がイケメンであっても、男性には負けたくないです。

一人旅とか料理とかの趣味や、ペットだったら負けても仕方ないですが、ホモに負けたくない私のプライドがある。勝てるはずがないのに何を言ってるんだ。

女性だったら問題ありません。彼女がどんな女性だったとしても自己投影します。美人だったら負けても仕方ないよね。と思えます。恋愛市場の出場権をはじめからなくすのではなく、予選でいいからミリでも戦えたという余地が欲しい。それが私であった。

③女性が必要のない世界観によって、存在を否定されてると感じる。

当然ですが、BLにはヒロインの出番は用意されておりません。せいぜいかませ犬か、応援するモブくらいです。そして、BLイケメンたちにとっては女性は性的対象ではありません。

そんな世界を眺めているとどうなるか。「イケメンから必要とされない私(女)って、価値がないんだな」と思ってしまうんです。

そりゃそうですよね、だってBLって「女性を取り除いた世界を楽しむためのもの」ですから。別にBLは、私に対して「お前は無価値だ」とはけして云っていない。私が勝手に思ってるだけなんだ。

しかし。イケメンはイケメンなんだ。魅力的なんだ。付き合いたいと思ってしまう。しかし付き合えない。眼中にすら入れてもらえない。彼らの興味対象は男性しかないから。私が私である限りそうなのだ。ここが苦しい!

というわけで、悲しくなってしまうんです。

④イケメンに自己投影ができない。空気にもなれない。

「腐女子は自己投影なんかしない。その場の空気になっているだけなんだよ」というセオリーがあります。でも、私は思うんです。

作中の中に、自分の願望を反映できるモノがいてはじめて、没入感が得られて楽しいのではないかと。腐女子は、イケメンのどっちか、または空気とかに自分を溶け込ませているのではないかと。

私、イケメンにはなれないんですよね。イケメンには自己投影できない。受け側になって攻めから愛されてる~サイコー!となれる機能がないんですよね。あと①も相まって、男同士の世界に入りたいなとも思っていない。

なので、私はBL世界の空気になることすらできないのだ。なったら逆にマイナスなのだ。健康に悪い。

性行為がメインの娯楽ジャンルだから

BLといえば、何かしら性行為の話になりがち。BLのメインディッシュは性行為ではないかと。性行為の際にどう攻めるか?どう泣かせるか?どう気持ちよくするか?が主要なお楽しみの印象がある。それがメジャー。例外は認める。男女カップリングも性行為メインのものがあるのも認める。

私、性行為そこまで興味ないんだよなあ・・・・

BLがやってることって、結局性行為しかないような気がする。だいたいメジャーなやつってソレ。でも私興味ない。どうでもいいかな。私性的なもの興味ないのかも。

どうせ恋愛するなら性行為だけじゃなくて、普段の会話とかピンチの時どう助け合うとかの絆が見たい。どうやってどう気持ちよくなるか。そこには私は興味ありません。私の価値観では、性行為は人間関係の最上級という方程式はありません。もっと大事なことがある。えっちと信頼関係は別です。

だいたい恋愛の流れが同じだから

カップルのなれそめとして、最初、男に興味のなかった受けが、攻めがある日突然レイプしてきたことにより、「なんかいいかも・・気持ちいいし」となり、2人は性行為を重ねるようになって、自然に恋人になる。

みたいな流れが多くないですかね。王道的展開。それがみんなが好きな、美味しい展開。シチュエーションや登場人物を変えてもだいたいこの大枠な気がします。いくら男性の性欲が強いとはいっても、体の関係で始まる恋愛しかないのかよ。それってどうなの。と思ってしまいます。

述べてきたように、私は男だけの世界も、性行為にも興味がないので、このシチュエーションを何度も見せられても特段刺さらないんですよね。体でしか恋愛できないの?と思ってしまう。性行為中心で生きてるの?と。だけどそういう作品はめちゃくそ多い。追いかけるエネルギーはない。だったらもともと好きな男女の恋愛見ようとなってしまう。

そうじゃない作品なんかたくさんあると思います。でももともとBL無理な私にとっては追いかけるリソースはないのだった。縁がない。

⑦他人よりもまず自分が幸せになりたいから。他人の色恋に興味がない。

単純に、自己投影をしないとしたら、他人の恋愛を見てるだけですよね。私は何の関係もないわけですよね。それって私にとって何にも旨味がない。だったら自分に似たヒロインに自己投影して、バーチャルでイイから、「好きだよ」と言われていい気分になりたい。しかし男同士だとそれができない。頭の中で美女にはなれても、イケメンにはなれない。

他人の恋愛を見てる暇があったら、自分がお腹いっぱいになりたい。私にはそんな余裕はない。

⑧生理的に受け付けない。

えーと、頭と文字を使ってウダウダいってきましたが、結局理屈は抜きにして、感覚的に受け付けないんだって分かりました。これまで頑張って言語化してきましたが、入り口は結局これです。なんか気持ち悪いんです。別に現実のカップルさんたちにおいては、それはそれで応援しています。娯楽として楽しめないだけです。

自分の人格を見つめたうえでの理由

ここで私は思いました。

私、男性脳かもしれない

そう思った理由を並べてみます。

・女性をいっぺん辞めたいと思ったことがない。

→そもそも内面が女性らしくないし、モテたことがないので自分の中に女のウンザリしたことがない。

「女性をいっぺん辞めて、すっきりした恋愛を楽しむ」と腐女子の皆さんは語ります。そんなこと思ったことないなぁ。

・自分が目にしたものは何でも、夢思考で捉えている。

男性向け作品って夢思考が基本じゃないですか。ドラクエとかギャルゲーとか。無個性で何のとりえもない主人公がモテまくって・・みたいな。うっすら主人公に自己投影して世界観を楽しむことがよくある手法になっています。私はどっちかというと、自己投影型で考えてしまいます。

・なぜか男同士でつるんでるのが気持ち悪いと思ってしまう。

それは、私の中に男がいるから・・・?私が男性っぽいから?うーん。

というわけで、BLは私にとって受け入れられないファンタジー世界なのである。

まとめ:嫌いなものを通して自分を見たかった

「女性は全員BL好きになる要素がある」なんて言葉もたびたびありますよね。でも私は、腐れないんです。そのことで長年苦しんでいました。何が苦しいって、BLが嫌いな場合、女オタクをやってると地雷が広くなってしまうからですね。しかも、おっさんずらぶとか、世の中BLが認知されて拡大していってる一方ですからね。メジャーなものが苦痛になってしまうのはしんどい。このしんどさを形にして、なんでこうなるのか分析してみたかったのです。

つまり結局好みの問題だし、どうにもなりません。すべての人に好かれる人も、娯楽もありません。きっと。私がたまたま受け入れられない少数派になってしまっただけで。

この問題はいろいろ考えさせられるので、また記事にしたいと思います。

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